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2015/10/01 平成15年 問5 物上代位権の行使


 

宅建過去問 平成15年(2003年) 問5
権利関係 「物上代位権の行使」

 

Aは、B所有の建物に抵当権を設定し、その旨の登記をした。Bは、その抵当権設定登記後に、この建物をCに賃貸した。Cは、この契約時に、賃料の6ヵ月分相当額の300万円の敷金を預託した。この場合、民法の規定及び判例によれば、次の記述のうち正しいものはどれか。


◆1
Bが、BのCに対する将来にわたる賃料債権を第三者に譲渡し、対抗要件を備えた後は、Cが当該第三者に弁済する前であっても、Aは、物上代位権を行使して当該賃料債権を差し押さえることはできない。

◆2
Bの一般債権者であるDが、BのCに対する賃料債権を差し押さえ、その命令がCに送達された後は、Cが弁済する前であっても、Aは、物上代位権を行使して当該賃料債権を差し押さえることはできない。

◆3
Aが物上代位権を行使して、BのCに対する賃料債権を差し押さえた後は、Cは、Aの抵当権設定登記前からBに対して有している弁済期の到来している貸付金債権と当該賃料債権とを相殺することはできない。

◆4
Aが物上代位権を行使して、BのCに対する賃料債権を差し押さえた後、賃貸借契約が終了し建物を明け渡した場合、Aは、当該賃料債権について敷金が充当される限度において物上代位権を行使することはできない。





-----【解答&解説】-----


◆1
Bが、BのCに対する将来にわたる賃料債権を第三者に譲渡し、対抗要件を備えた後は、Cが当該第三者に弁済する前であっても、Aは、物上代位権を行使して当該賃料債権を差し押さえることはできない。

解答:×(誤り)
・抵当権には、物上代位権があるので差押えができる。

◆2
Bの一般債権者であるDが、BのCに対する賃料債権を差し押さえ、その命令がCに送達された後は、Cが弁済する前であっても、Aは、物上代位権を行使して当該賃料債権を差し押さえることはできない。

解答:×(誤り)
・一般債権者の差押えと、抵当権者の物上代位性の差押えは、「差押えの送達」か「抵当権の登記」の後先で決まる。送達より先に登記しているので、Aが先になる。

◆3
Aが物上代位権を行使して、BのCに対する賃料債権を差し押さえた後は、Cは、Aの抵当権設定登記前からBに対して有している弁済期の到来している貸付金債権と当該賃料債権とを相殺することはできない。

解答:×(誤り)
・抵当権設定登記の”前”に取得した債権は、相殺でAに対抗できるが、登記後の場合はできない。

◆4
Aが物上代位権を行使して、BのCに対する賃料債権を差し押さえた後、賃貸借契約が終了し建物を明け渡した場合、Aは、当該賃料債権について敷金が充当される限度において物上代位権を行使することはできない。

解答:○(正しい)
・賃料債権は敷金の充当によってなくなるので、物上代位を行使できない。




-----【法律用語・専門用語】-----

物上代位(ぶつじょうだいい) とは・・・
 目的物の「売却,賃貸,滅失」などで「代金,賃料,保険金」などを得た場合、それに対し担保物権の効力が及ぶこと。



-----【担保物権の出題傾向】-----

過去に出題された同じ種類の問題
平成25年 問4 「担保物権:留置権」
平成25年 問5 「担保物権:抵当権」
平成24年 問7 「担保物権:抵当権」
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平成22年 問5 「担保物権:抵当権」
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宅建試験で出題された回数
(平成8~25年で計算)
18年間で 16年出題されました




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まとめtyaiました【権利関係 平成15年問5 物上代位権の行使】

Aは、B所有の建物に抵当権を設定し、その旨の登記をした。Bは、その抵当権設定登記後に、この建物をCに賃貸した。Cは、この契約時に、賃料の6ヵ月分相当額の300万円の敷金...

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