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2015/10/17 平成22年 問4 物権変動の対抗要件


 

宅建過去問 平成22年(2010年) 問4
権利関係 「物権変動の対抗要件」

 

AがBから甲土地を購入したところ、甲土地の所有者を名のるCがAに対して連絡してきた。この場合における次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。


◆1
CもBから甲土地を購入しており、その売買契約書の日付とBA間の売買契約書の日付が同じである場合、登記がなくても、契約締結の時刻が早い方が所有権を主張することができる。

◆2
甲土地はCからB、BからAと売却されており、CB間の売買契約がBの強迫により締結されたことを理由として取り消された場合には、BA間の売買契約締結の時期にかかわらず、Cは登記がなくてもAに対して所有権を主張することができる。

◆3
Cが時効により甲土地の所有権を取得した旨主張している場合、取得時効の進行中にBA間で売買契約及び所有権移転登記がなされ、その後に時効が完成しているときには、Cは登記がなくてもAに対して所有権を主張することができる。

◆4
Cは債権者の追及を逃れるために売買契約の実態はないのに登記だけBに移し、Bがそれに乗じてAとの間で売買契約を締結した場合には、CB間の売買契約が存在しない以上、Aは所有権を主張することができない。





-----【解答&解説】-----


◆1
CもBから甲土地を購入しており、その売買契約書の日付とBA間の売買契約書の日付が同じである場合、登記がなくても、契約締結の時刻が早い方が所有権を主張することができる。

解答:×(誤り)
・二重譲渡は先に登記を得た方が勝つ。契約締結の日付・時刻は関係がない。

◆2
甲土地はCからB、BからAと売却されており、CB間の売買契約がBの強迫により締結されたことを理由として取り消された場合には、BA間の売買契約締結の時期にかかわらず、Cは登記がなくてもAに対して所有権を主張することができる。

解答:×(誤り)
・Cの契約取消し前に、BA間の売買契約が締結された場合は、登記がなくても所有権を主張できるが、Cの契約取消し後に、BA間の売買契約が締結された場合は、登記がなければ所有権を主張できない。

◆3
Cが時効により甲土地の所有権を取得した旨主張している場合、取得時効の進行中にBA間で売買契約及び所有権移転登記がなされ、その後に時効が完成しているときには、Cは登記がなくてもAに対して所有権を主張することができる。

解答:○(正しい)
・Cの時効が完成した状態で、BA間で売買契約と移転登記がされていた場合、B→A→Cと順番に移転したようになるので、Aと対抗することなくCは所有権を主張できる。

◆4
Cは債権者の追及を逃れるために売買契約の実態はないのに登記だけBに移し、Bがそれに乗じてAとの間で売買契約を締結した場合には、CB間の売買契約が存在しない以上、Aは所有権を主張することができない。

解答:×(誤り)
・CとBの売買は、通謀による虚偽表示になるため無効となる。この場合、善意の第三者に対抗ができないので、Aが善意(知らなかった)の場合は、「自分のものだ」と主張できる。




-----【物権変動の出題傾向】-----

過去に出題された同じ種類の問題
平成25年 「なし」
平成24年 問6 「物権変動の対抗要件」
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平成8年 問3 「物権変動の対抗要件」
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宅建試験で出題された回数
(平成8~25年で計算)
18年間で 11年出題されました




登録カテゴリー: 民法:物権変動

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AがBから甲土地を購入したところ、甲土地の所有者を名のるCがAに対して連絡してきた。この場合における次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。◆1...

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