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2015/09/30 平成14年 問4 通行地役権


 

宅建過去問 平成14年(2002年) 問4
権利関係 「通行地役権」

 

Aは、自己所有の甲土地の一部につき、通行目的で、隣地乙土地の便益に供する通行地役権設定契約(地役権の付従性について別段の定めはない)を、乙土地所有者Bと締結した。この場合、民法の規定及び判例によれば、次の記述のうち正しいものはどれか。


◆1
この通行地役権の設定登記をしないまま、Aが、甲土地をCに譲渡し、所有権移転登記を経由した場合、Cは、通路として継続的に使用されていることが客観的に明らかであり、かつ、通行地役権があることを知っていたときでも、Bに対して、常にこの通行地役権を否定できる。

◆2
この通行地役権の設定登記を行った後、Bが、乙土地をDに譲渡し、乙土地の所有権移転登記を経由した場合、Dは、この通行地役権が自己に移転したことをAに対して主張できる。

◆3
Bは、この通行地役権を、乙土地と分離して、単独で第三者に売却することができる。

◆4
Bが、契約で認められた部分ではない甲土地の部分を、継続かつ表現の形で、乙土地の通行の便益のために利用していた場合でも、契約で認められていない部分については、通行地役権を時効取得することはできない。 





-----【解答&解説】-----


◆1
この通行地役権の設定登記をしないまま、Aが、甲土地をCに譲渡し、所有権移転登記を経由した場合、Cは、通路として継続的に使用されていることが客観的に明らかであり、かつ、通行地役権があることを知っていたときでも、Bに対して、常にこの通行地役権を否定できる。

解答:×(誤り)
・「通行地役権の負担を受けている土地」と知りながら譲り受けた場合、通行地役権を否定できない。

◆2
この通行地役権の設定登記を行った後、Bが、乙土地をDに譲渡し、乙土地の所有権移転登記を経由した場合、Dは、この通行地役権が自己に移転したことをAに対して主張できる。

解答:○(正しい)
・通行地役権は、対象の土地と一心同体なので、DはAに対して通行地役権の移転を主張できる。

◆3
Bは、この通行地役権を、乙土地と分離して、単独で第三者に売却することができる。

解答:×(誤り)
・通行地役権は、対象の土地と一心同体なので、通行地役権だけの譲渡はできない。

◆4
Bが、契約で認められた部分ではない甲土地の部分を、継続かつ表現の形で、乙土地の通行の便益のために利用していた場合でも、契約で認められていない部分については、通行地役権を時効取得することはできない。

解答:×(誤り)
・現実に利用していたのなら、通行地役権を時効取得できる。




-----【用語集】-----

通行地役権(つうこうちえきけん) とは・・・
 自分の土地(要役地)の利益・都合の為に、他人の土地(承役地)を利用したり、通行したりする権利のこと。


-----【相隣関係・通行地役権の出題傾向】-----

過去に出題された同じ種類の問題
平成25年 問3 「通行地役権」
平成24年 「なし」
平成23年 「なし」
平成22年 「なし」
平成21年 問4 「相隣関係」
平成20年 「なし」
平成19年 「なし」
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平成16年 問7 「相隣関係」
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平成14年 問4 「通行地役権」
平成13年 問3 「通行地役権」
平成12年 「なし」
平成11年 問2 「相隣関係」
平成10年 「なし」
平成9年 「なし」
平成8年 「なし」

宅建試験で出題された回数
(平成8~25年で計算)
18年間で 6年出題されました




登録カテゴリー: 民法:相隣関係・通行権

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まとめtyaiました【権利関係 平成14年問4 地役権】

Aは、自己所有の甲土地の一部につき、通行目的で、隣地乙土地の便益に供する通行地役権設定契約(地役権の付従性について別段の定めはない。)を、乙土地所有者Bと締結した。この場

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