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2015/09/07 平成8年 問7 担保物権:根抵当権


 

宅建過去問 平成8年(1996年) 問7
権利関係 「担保物権:根抵当権」

 

貸付金債権を担保するための根抵当権に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。


◆1
根抵当権は、債権者が債務者に対して将来有することとなる不特定の貸付金債権であっても、それが一定の種類の取引によって生ずるものに限定されているときは、その極度額の限度において担保するために設定することができる。

◆2
登記された極度額が1億円で、貸付金債権の元本も1億円で確定した場合、根抵当権者は、1億円と満期となった最後の2年分の利息及び損害金の額の合計額について、根抵当権に基づく優先弁済権を主張することができる。

◆3
貸付金債権の元本が確定した場合、根抵当権者は、確定期日の被担保債権額のほか、確定期日後に生じた利息及び損害金についても、登記された極度額に達するまで、根抵当権に基づく優先弁済権を主張することができる。

◆4
貸付金債権の元本の確定期日を定めなかった場合で根抵当権設定時より3年を経過したとき、根抵当権設定者は、担保すべき元本の確定を請求でき、請求の時より2週間後に担保すべき元本が確定する。





-----【解答&解説】-----


◆1
根抵当権は、債権者が債務者に対して将来有することとなる不特定の貸付金債権であっても、それが一定の種類の取引によって生ずるものに限定されているときは、その極度額の限度において担保するために設定することができる。

解答:○(正しい)
・「貸付金債権の特定」は不要であり、一定の種類の取引によって生ずるものに限定されていれば、極度額の限度で設定できる。

◆2
登記された極度額が1億円で、貸付金債権の元本も1億円で確定した場合、根抵当権者は、1億円と満期となった最後の2年分の利息及び損害金の額の合計額について、根抵当権に基づく優先弁済権を主張することができる。

解答:×(誤り)
・「2年分の利息及び損害金」というのは、普通抵当権のことで、根抵当権は「極度額を限度に優先弁済」を受けられる。

◆3
貸付金債権の元本が確定した場合、根抵当権者は、確定期日の被担保債権額のほか、確定期日後に生じた利息及び損害金についても、登記された極度額に達するまで、根抵当権に基づく優先弁済権を主張することができる。

解答:○(正しい)
・元本と利息等をあわせて、極度額を限度に優先弁済を受けられる。「元本確定後の利息等」も、限度まで受けられる。

◆4
貸付金債権の元本の確定期日を定めなかった場合で根抵当権設定時より3年を経過したとき、根抵当権設定者は、担保すべき元本の確定を請求でき、請求の時より2週間後に担保すべき元本が確定する。

解答:○(正しい)
・元本の確定期日を定めていない場合、根抵当権の設定時から3年が経過したら「元本の確定」を請求できる。そして、請求から2週間後に元本が確定する。




-----【法律用語・専門用語】-----

根抵当権(ねていとうけん) とは・・・
 継続する取引から発生する「不特定な債権」を、前もって定めた「極度額の範囲で担保する」特殊な抵当権のこと。


-----【担保物権の出題傾向】-----

過去に出題された同じ種類の問題
平成25年 問4 「担保物権:留置権」
平成25年 問5 「担保物権:抵当権」
平成24年 問7 「担保物権:抵当権」
平成23年 問4 「担保物権:根抵当権」
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平成9年 問3 「担保物権:留置権」
平成8年 問7 「担保物権:根抵当権」

宅建試験で出題された回数
(平成8~25年で計算)
18年間で 16年出題されました




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まとめtyaiました【権利関係 平成8年問7 根抵当権】

貸付金債権を担保するための根抵当権に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、誤っているものはどれか。 ◆1 根抵当権は、債権者が債務者に対して将来有することとなる不特

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